こんにちは。
プランナーの神谷です。
今回は、ビジネスモデルキャンパスについて解説していきます。新規事業の立ち上げや既存事業の再生の方法を考える際に9つのブロックに分けて論理的に記述していくフレームワークとなります。
1,顧客セグメント(Customer Segment)
顧客を性別や年齢などのカテゴリーに分けていきます。次に重要な要素として、その横にニーズや欲求などを記述していきます。こうしたニーズをヒヤリングなどを通じて引き出すことが大切です。
2,価値提案(Value Proposition)
次に顧客セグメントで触れたそのニーズを満たす価値を提案していきます。その価値は対価を払うに値するものでなくてはなりません。
3,チャネル(Channels)
こうした価値をどのようにお客様に伝えるか?
更に5つの段階に分かれています。①認知②評価③購入④提供⑤アフターサービス
4,顧客との関係(Customer Relationships)
それぞれの関係をどのように構築、維持するのかを考えていきます。
5,収益の流れ(Revenue Streams)
次にどのように収益を生むのか?
価値提案で触れたどんな価値にお金を払おうとするのかを考えることは、ビジネスを構築する上でとても大切です。
6,リソース(Key Resources)
価値を提案するのに必要な人や物は?
経営資源「人・もの・カネ」が基本として挙げられますが、ここに更に信頼がプラスされます。
7,主要活動(Key Activities)
出来るまでの流れは?
経営を成功させるための最も重要なアクションとなります。
8,パートナー(Key Partners)
主要活動に関わるパートナーは?
企業は様々な理由からパートナーシップを構築しています。大きく2つに分けられています。
①アウトソーシング:業務の一部を外部の企業に委託する
②インソーシング:外部委託していた部分を再び自社内で行う
9,コスト構造(Cost Structure)
ビジネスモデルを運営していく上で発生するコストを考えます。ここでも2つの分野に分けられています。
①コスト主導:コストを出来る限り最小化することに集中させていきます
②価値主導:コストよりも生み出す価値に集中させていきます
全てのストーリーには必ず土台があります。新規ビジネスの立ち上げや既存ビジネスを見直す土台として活用にしていただければと思います。9つのブロックを埋めて眺めるとビジネスの全体像が簡単に確認できます。