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マーケティング手法の4つの段階について考える

皆さん、こんにちは。プランナーの神谷です。

市場の変化に合わせて個人の価値観も大きく変化している時代の中で今回は、マーケティング手法に焦点を当て時系列で紹介してみたいと思います。マーケティング手法も時代とともに4つの段階で変化しています。

マーケティング1.0時代
製品中心の時代。技術革新により、いかに良いものを作り売るかにポイントが置かれていました。製品開発の視点で多数の人に製品の存在を伝える1対多数の販売手法を取っていました。

マーケティング2.0時代
1970年以降の消費者志向の時代。消費者に必要なものが多く手に渡ったことにより、顧客のニーズを中心に、消費者を満足させ、つなぎとめることが目的になりました。企業と製品のポジショニングや消費者と1対1の関係に視点が置かれました。

マーケティング3.0時代
価値主導の時代。市場の成熟化により、製品などは表面上のデザインや機能で他社との差別化はできなくなっています。製品のストーリーであったり、イメージやブランドによる差別化が求められています。単に自分のニーズを満たす製品やサービスではなく、製品の裏側にあるストーリーや特定の製品や人に対する共感の追求が重要になります。マーケティング3.0が主流になった背景は、冒頭で触れた市場の成熟、社会的課題の顕在化、SNSの発達の3つといわれています。ニューウェーブ技術と言われるFacebookやtwitterなどのSNSを通じて製品のストーリーや想いへの共感が拡散し、他者へシェアされて製品が購入されるようになっています。

マーケティング4.0時代
3.0の補完として、顧客の自己実現を支援する。自己実現欲求を満たす。マズローの欲求段階説の最上位の「自己実現の欲求」を満たす商品やサービスが必要といわれる時代です。自発的に商品を紹介してくれる顧客をいかに増やすかを考えていきます。一人一人の自己実現を叶える商品やサービスを提供していくことが大切になります。いかに顧客に「自分の理想像」をイメージさせるかということです。

皆様の商品やサービスはどの時代のマーケティング手法をとっているでしょうか?この機会に改めて現在のマーケティング手法を見直してみてはいかがでしょうか?